政治システム 4

政治的補充機能のスタイルは、帰属的基準、個別的基準が、業績達成能力、普遍的基準と組み合わされる方法で考えることが出来ます。

近代的な政治システムでは、帰属的基準と業績達成能力基準が補充を左右します。

逆に、原始的ないしは伝統的な政治システムでは業績達成能力基準はさほど明らかではありません。

しかも、一般に適用されることも少ないです。

氏素姓が決定的な意義を持つことさえありえるでしょう。

しかし、今日では、言うまでもなく、両システム間の政治的補充機能のスタイルの相違はあくまで程度の差の問題にすぎないのです。

いずれのシステムにあっても政治的補充のパターンは構造的にも、文化的にも二元的です。

血統、友人関係、宗教、社会的身分、学歴、過去の政治経歴・業績達成能力などが複雑に関連しています。

例えば、原則的には、近代的なシステムでは、政治的補充はある一定の一般的な要件を充足しているすべての市民に開かれていますが、家庭、友人関係、宗教、社会的身分、学閥などの個別的構造が実質的な政治的補充機能の奥深くまで入り込んでいます。


利益の表出

この機能は利益・主張・政治行動の要求、を形成し、表明する機能です。

政治的社会化機能、政治文化のパターンと密接に関係しています。

入力機能の中でも、この利益表出機能こそ決定的に重要なのです。

ただし、政治システムの境界線上で生じるが故に、この機能を演じる構造とそのスタイルが政治システムと社会との境界線の性格を決定します。

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