政治システム 5

政治専門家のG.Almondは、利益表出機能を演じる構造を次の4つに大別しています。

・制度的利益集団

例・・・立法部、行政部、軍隊、官僚機構、教会

これらはその他の政治機能を演じる一方、自らの利益を表明したり、社会内の諸集団の利益を代表する、フォーマルに組織された集団であること。

専任事務員を備えていること。

他の機能を演じながら利益表出機能を演じていること。

下位グループの活動基盤となっていること、がその著しい特徴です。

・非結社的利益集団

例・・・血族・血縁グループ、人種集団、地域集団、宗教的集団、身分集団、階級集団

これらはインフォーマルに、また間訣的にそのグループの長を通じて利益を表出します。

利益表出の構造が間飲的で、時にはインフォーマルであることがその著しい特徴です。

・アノミックな利益集団

例・・・社会から政治システムへ向け生じる多かれ少なかれ自発的な突発的事件、すなわち暴動やデモ

その構造・機能が比較的変化しやすいこと、がその著しい特徴です。

デモや暴動は、もともと利益表出構造として出発しながら最終的には(1)補充機能(あるグループから他のグループへの権力の移譲)、(2)ルール作成機能(憲法改正、法令実施・改正)、(3)ルール適用機能(囚人解放)、(4)ルール判定機能(リンチ、内ゲバ)、(5)集約・コミz=ケーション機能(他の利益集団の吸収、抵抗の公表)を演じるにまで至ることがあります。

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