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2010年08月 アーカイブ

政治システム 6

・結社的利益集団

例・・・労働組合、実業家・経営者団体、市民団体、教育団体

個々の集団の利益を明白に代表すること。

利益・要求の形成にあたって秩序ある手続を踏むこと。

政党・立法部・官僚機構などの他の政治構造にこれらの要求を伝達することがその著しい特徴です。


利益表出機能の達成スタイルには、顕在的なものもあれば潜在的なものもあり、特定的なものもあれば拡散的なものもあり、一般的なものもあれば個別的なものもあります。

また、機械的なものもあれば感情的なものもあります。

顕在的な利益表出とは主張・要求の明白な形成であり、行動やムードによる暗示という形体をとり、それが解読され政治システムに伝達される場合には潜在的といえます。

ある特定の法律とか補助金の要求という形をとる時は特定的利益表出であり、一般的な不満表明・選好表明という形をとる時は、拡散的ないしは無限定的利益表出です。

階級とか専門職集団を基礎に表明される時は一般的利益表出であり、個人とか家庭を基礎に表明される時は個別的利益表出です。

現実に生み出された結果との取引きという形をとる時は、機械的ないしは感惰中立的利益表出であり、単なる感謝、怒り、失望などの表明という形をとる時は感晴的利益表出です。

政治システム 7

利益表出の構造とスタイルは、政治システムと社会との間の境界線維持パターンを明確にします。

そして、政治システム内部にあっては、当該システムのさまざまな部分政党・立法部・官僚機構・裁判所間の境界線に影響を及ぼします。

アノミックな利益表出が頻発すれば、社会と政治システムの境界線維持が弱化している徴候です。

制度的な利益表出の頻発もまた、政治システムと社会との間、および当該システム内部の境界線維持が弱化していることを示しています。

非結社的な利益表出の頻発は、個人・インフォーマル集団・血族や身分集団の代表者による間訣的な利益表出機能の遂行も同様に、政治システムと社会との境界線維持が弱化していることを顕示しているといえます。

高頻度の結社的利益表出は、社会と政治システム間の境界線維持が良好であることを示しています。

さらに、それは当該政治システムの諸々の下位システム間の良好な境界線維持に寄与しうるのです。

境界線が良好に維持されているということは、社会や政治システムの内部で生じる原主張すなわち利益表出を処理し、かつ政党・立法部・官僚機構に向けて秩序ある方法。

しかも、集約可能な形で表出された利益を方向付けるにあたって、結社的利益集団が規制的役割を演じているということです。

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