政治システム 7
利益表出の構造とスタイルは、政治システムと社会との間の境界線維持パターンを明確にします。
そして、政治システム内部にあっては、当該システムのさまざまな部分政党・立法部・官僚機構・裁判所間の境界線に影響を及ぼします。
アノミックな利益表出が頻発すれば、社会と政治システムの境界線維持が弱化している徴候です。
制度的な利益表出の頻発もまた、政治システムと社会との間、および当該システム内部の境界線維持が弱化していることを示しています。
非結社的な利益表出の頻発は、個人・インフォーマル集団・血族や身分集団の代表者による間訣的な利益表出機能の遂行も同様に、政治システムと社会との境界線維持が弱化していることを顕示しているといえます。
高頻度の結社的利益表出は、社会と政治システム間の境界線維持が良好であることを示しています。
さらに、それは当該政治システムの諸々の下位システム間の良好な境界線維持に寄与しうるのです。
境界線が良好に維持されているということは、社会や政治システムの内部で生じる原主張すなわち利益表出を処理し、かつ政党・立法部・官僚機構に向けて秩序ある方法。
しかも、集約可能な形で表出された利益を方向付けるにあたって、結社的利益集団が規制的役割を演じているということです。
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