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2010年10月 アーカイブ

自閉症について 3

私がかつてある幼稚園で自閉的傾向児について話しあったときに、そこのベテランの先生が次のような面白い表現で話しているのを記憶しています。


それは自閉傾向の子どもには、体罰とリンチが良いというのです。


ずいぶん乱暴な表現で、いまどき体罰やリンチを看板にした教育ができるはずはありませんが、これは別の言い方をするならば、スキンシップと子ども同士の働きかけのことです。


前者は教師が子どもと肌でふれあうことであり、後者は子どもの集団の横の関係です。


現在の社会ではこの両方ともにとかく欠ける傾向があるのはご承知のとおりでしょう。


子どもを育てる場合に、母親はいろいろの場面でしかろうか、しかるまいかと自問自答します。


沢山ある育児書を読んでいったいどうすれば良いしつけができるかいつも悩んでいます。


さてしからねばならないときになると、考えた末に、たたくこともどなることもせずに、じっと我慢するという、まるでハムレット型の親が多くなっています。

自閉症について 4

ある意味で、それだけゆとりができてきたのかもしれません。


親の高学歴の傾向も一役買っているでしょう。


育児やしつけの評論家の先生がいろいろなことをいうことも関係しているのかもしれません。


なかには「母原病」などといって、子どもを悪くするのは親だということを強く印象づけることで、親の不安をかき立てている傾向もありましょう。


さらに、子どもの数が減少して、幼いときから子ども同士の横の関係がうまく育ってきていないので、兄弟同士で互いにいがみあったり仲良くしたりして、社会生活の練習をすることがなくなったのも原因のひとつでしょう。


したがって、幼児の集団保育の場であらためて、親子の肌のふれあいや、もってまわったむずかしい理屈をぬきにして、ある程度感じたまま、またその場のすなおな感情の表現として、子どもをたたくことも必要でしょう。


それによって子どもが、変に年齢不相応に自己反省を強いられることも少なくなりましょう。

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