嫁不足の真の原因
青年がいざ結婚話しが出て、履歴書を書き、相手の日本人女性にわたすと、その女性は高校卒であるため、「中学卒ではね……」といって断わられるといいます。
才知を育てるうえでは人生において最も大切な時期にその努力を放棄させられた農業青年が、米の転作時代を迎え、頭を働かし、情報を集め、地域に根ざした自分の農業の自立化を図っていくことなど絶望的にむずかしいといえないでしょうか。
自分の地域に最も適した農作物はなにか、それにはどのような技術が役立ち、かつ使えるか、国や県や農協のいうことにただ従順であることでは地域農業は護れないのではないか・・・
農民と消費者はどうすれば相互理解に立って結び合うことができるのか、こうしたことを考え、見通しをつけ、実践していくには才知が必要です。
農業はいま最も知的な職業の一つなのです。
そうした才知をもつ農業青年に「嫁」は本当に不足しているでしょうか。
さらにそういう青年は「嫁をもらう」などと考えているでしょうか。